どうものりにぃです!
スピーチをする際に、
「どんな文章構成にしようかな」
「うまくスピーチできるかな」
など不安になること多いですよね!
僕は過去に会社のスピーチや発表で何度か1位をとったことがありますが、文章を考えるのはとても難しいと思います。
この記事では、学生や社会人の方がスピーチで成功するコツを7つ紹介させていただきますのでぜひご覧ください!
目次
スピーチは原稿が9割
まず大前提としてスピーチは原稿が9割です。
いかに準備するかが重要になってきます。
そこで今回はスピーチ原稿を作る際に私が意識していることを7つ紹介します。
ぜひ人の心を動かす伝わるスピーチの書き方を身に付けてみてましょう。
成功のコツ7選
1.ワントークワンフレーズを意識する
ワントークワンフレーズとは「最も伝えたいワンフレーズだけを覚えてもらうように話す」ということです。
ワーキングメモリの研究によると人が短期的に覚えられる単語は4つまでといわれています。このことからスピーチの中に多くの情報をつめるのではなくワンフレーズを伝えるように話しましょう。
特に自分の思いを伝えるスピーチでは「最も伝えたいワンフレーズ」を軸とした構成を考えます。
文章を組み立てる際は、ワンフレーズをはじめに決めブレのない構成にしましょう。
「何を伝えたい文章なのか」を明確にし聞き手にワンフレーズを届けましょう。
2.つかみを決める
スピーチで聞き手の心を引き込むのに大切なこと。それは「つかみ」です。
つかみとは冒頭の15秒のことをいいます。
実際にGoogleの視聴者維持レポートでは「どの動画でも最初の 15 秒間に注意する必要があります。再生をやめる視聴者が最も多いのがこのタイミングです」と注意書きがあります。
つまりみなさんも無意識のうちに最初の15秒で、そのまま見続けるかを判断しているということですね。
これはスピーチにも当てはまるのです。
では「つかみ」で聞き手の心を引き込むための法則を2つお伝えします。
①WHYから始める
WHYから始めるとは人を動かす話をするとき「なぜそれをやっているのか」から話すことです。
身近な例でいうと企業のホームページです。
例えばスバルのホームページを見るとこのように記載されておりました。
冒頭で「あなたの人生にSUBARUができること」という言葉をもってきており最後に「あなたをもっと自由にして、あなたの趣味や好奇心を今まで以上に広がっていくこと」という結論をもってきていますね。
このように「それはどのような意味なんだろう」「共感できる!」など感情の動く言葉を冒頭にもってくることで聞き手の心をつかむことができます。
②サプライズを盛り込む
人が興味を失うとき、それは「予想ができてしまうとき」です。
映画やドラマのオチが先にわかってしまってはつまらないですよね。
聞き手を引き込みたいなら「オチはなんだろう?」「これからどうなるんだろう?」と思わせる必要があります。
冒頭にサプライズを盛り込むために大切なことは「周囲の人が知らない情報」です。
私は最近のスピーチをこんな冒頭にしました。
「私には以前付き合っていた人がいました」
普段自身の恋愛トークをしてこなかったので、かなりの人が興味をもって聞いてくれました。
周囲の人が知らない情報を盛り込み結末が予想できないような「つかみ」にしましょう。
3.メンタルモデルを作る
メンタルモデルとは「話の聞く側が自分の頭の中につくる自分なりの理解のこと」です。
人は話を聞く際に「こういうことをこれから話すのだろうな」というメンタルモデルを作ることで理解しています。
だからこそメンタルモデルが常に分かるように話すことが重要です。
例えば「プログラミングを学習する上で大切なことは3つあります」
と話したら聞き手は「プログラミング学習についてのポイントを3つ話すんだ」と理解できます。
このように「これから何を話すかを常に分かるように話すこと」が大切です。
今相手のメンタルモデルがどのような状態かを意識して原稿を作りましょう。
4.ビジュアライズを意識する
たとえどんなにわかりやすいスピーチでも心に響かなかったら意味がありません。
そこで使えるテクニックがビジュアライズです。
ビジュアライズとは「その情景が聞き手に浮かぶように具体的に話すこと」です。
まず大前提として覚えてほしいことは「人は感情で意思決定をしている」ということです。
例えば明日重要なテストがあるとわかっていてゲームやyoutubeを見ることありませんでしたか?
テスト勉強しなければいけない。と論理的にわかっていても別のことを優先してしまうのは人が論理よりも先に感情で動いているからだといえます。
つまりスピーチで聞き手の心を響かせるには感情移入させることが重要です。
そして、感情移入をしてもらうためには、ビジュアライズが効果的です。
ではビジュアライズにおける重要なポイントを4つお伝えします。
①ストーリーを作る
人はドラマや映画で涙を流すようにストーリーに心を動かされます。事実だけではなく自分だけのストーリーを作りましょう。
②ドラマの一場面をみせるように具体的に話す
具体的に話すためには5w1hを意識しましょう。「エピソードの描写を伝えるように話すこと」がポイントです。
③心の声を入れる
聞き手に感情移入させるには「もうダメかと思った。。。」など、より心の声を入れることが大切です。
④表情・声のトーンで再現する
エピソードの中身に合わせて声や表情に強弱をつけましょう。
5.ストーリーフォーミュラーを意識する
ストーリーフォーミュラーとは「どんな人でも心が動かされてしまう鉄板のストーリーの型」のことです。
スピーチを作るときにどのような構成にすればよいかわからない。という方は以下の型を参考にしてみてください。(マコさんの内容を若干アレンジしてます。)
①似ているスタート地点
②チャレンジ、失敗、研究の連続
③突然の出会い、発見
④詳しい分析
⑤成功体験
⑥次はあなたの番
6つを参考に文章をつくると
①私はどこにでもいる社会人3年目のサラリーマンでした。
②仕事にやりがいを見いだせず毎日のように転職サイトを眺める日々。しかし転職が失敗したらどうしようという思いから行動する勇気はありませんでした。
③あるとき普段からよく読んでいた本の著者Aさんがセミナーを開くという告知がありました。私は「もしこのセミナーに参加すれば人生が変わるかもしれない」という思いですぐさまボタンをポチりました。
セミナー当日、Aさんの熱い思いを聞きました。
④セミナー終了後、自分とその方の違いはなんだったのか考えました。
それは「行動の差」でした。Aさんは私よりも行動をし、その分失敗もしていたのです。
⑤このことから私も「行動したら変われるかもしれない。セミナーのときみたいにノータイムでポチってみよう」と決心し採用ページからエントリーしました。
そして今ここ職場にいるのです。
⑥チャレンジする勇気がもてないとき、ぜひ失敗を恐れず行動してみてください!
新しい人生が待っていますよ。
いかがでしたか?簡易的ですが一連のストーリになっています。
ここでのポイントは③突然の出会い、発見をビジュアライズすることです。
ドラマの一場面を見せるよう具体的に話してみてください。
6.一文は短くする
伝わる文章とは一文が短い文章のことです。
逆に文章が長く伝えたい結論が見えない文章は伝わりにくくなります。
なぜ文章が長くなるのか。以下のような理由が考えられます。
・主語と離れてしまい、その間に多くの言葉が入ってしまう。
・読点「、」で次々と文をつないでいる。
・思いつくままに文書を書いている。
ではどうすれば一文を短くし伝わりやすい文章を書くことができるのか。
2つのポイントを意識してください。
①一文は長くても50字以内にする。
文章は短いほどわかりやすくなります。長くても50字以内にしましょう。
②余計な助詞を削る。
助詞が多い文章は長くなります。
例えば
「今日は家でカレーを作ろうと思ったのですが、冷蔵庫をみたところ、豚肉がなかったので、鶏肉で代用しました」
この文章には
「〜が(逆説)」「ところ(順接)」など接続助詞が多用されており一文が長くなっています。
文章は助詞だけでつなぐと一文が長くなります。助詞や接続詞は文中に一つか二つまでにしましょう。
7.あいまいな表現は避ける
「私はつい最近まで感謝を伝えることが少し苦手でした」
よくあるスピーチのあいまいな例です。
「つい最近」とはいつまでのことでしょうか。
「少し」とはどの程度でしょうか。
「大きい/小さい」「高い/低い」「高い/安い」「早い/遅い・ゆっくり」「古い/新しい」「しばらく」「ときどき」「かなりの」「非常に」「とても」… このような形容詞や副詞は読み手にとって、受け取り方が違います。
形容詞や副詞を多用した文章はあいまいになります。
どうしても使用するなら一段落に一回まで。
原稿を書き終えたら多用していないかチェックしてみましょう。
おわりに
最後まで読んでいただきありがとうございました。
スピーチの原稿を作る際、ぜひ参考にしてもらえたらうれしいです。